• オフィス移転コラム

オフィスチェアを掃除する方法|素材別の手入れと注意点

オフィスチェアを掃除する方法|素材別の手入れと注意点

毎日使うオフィスチェアは、一見きれいでもホコリ・皮脂・飲み物のシミなどが蓄積しやすく、社員の快適さや来客時の印象にも関わるため、正しい方法で定期的にメンテナンスすることが大切です。

この記事では、素材別の掃除方法と注意点、実施するタイミングなどを分かりやすく解説します。

掃除の基本手順と準備

まずはここから(下準備)

  • 取扱説明書やメーカー推奨のケア方法を確認する
  • 乾いた柔らかい布やブラシで表面のほこりを払う
  • 掃除機(ブラシノズル推奨)で縫い目・溝・メッシュ部のホコリを吸い取る

用意するもの

  • 中性洗剤、重曹水(※濃度は薄めに)
  • きれいなタオル2〜3枚(濡らす用・すすぎ用・乾拭き用)
  • ハンドブラシ/歯ブラシ(縫い目・溝用)
  • 使い捨て手袋、ゴミ袋 ※衛生・安全のため

素材別|オフィスチェアの掃除方法と注意点

布(ファブリック)

  1. 掃除機で繊維の奥のホコリを吸い取る
  2. 薄めた中性洗剤や重曹水を含ませ、固く絞ったタオルで“叩き拭き”
  3. 仕上げに水拭き→乾拭き

注意点:布の種類により色落ち・輪ジミのリスクあり。必ず目立たない箇所で試す。水分の付けすぎはクッション材に染み込み、乾きムラや臭いの原因に。

メッシュ

  1. ブラシで表面のホコリを払う
  2. シートクリーナーまたは重曹スプレーをタオルに取り、軽く拭き取り
  3. 固く絞ったタオルで水拭き→乾拭き

注意点:メッシュは水に弱い傾向。過度な水分はたるみ・変形の原因に。こすり過ぎもNG。

合成皮革

  1. ブラシで表面のホコリを除去
  2. 固く絞ったタオルでやさしく水拭き
  3. 汚れが強い箇所は布素材同様の手順を“部分的に”実施
  4. 仕上げに合皮用のケアクリームで表面保護

注意点:経年劣化しやすい。強溶剤・アルコール濃度の高い製品はひび割れやベタつきの原因に。

本革

  1. ブラシで表面のホコリを除去
  2. 本革専用クリーナーでやさしく汚れ落とし
  3. 専用オイル/クリームで保湿・保護→乾拭き

注意点:水拭きは避ける。革の種類により使えないケア剤あり。必ず適合を確認。

パーツ別の一工夫

  • キャスター:床の糸くず・髪の毛を取り除き、硬く絞った布で外周を拭く
  • アームレスト(樹脂):中性洗剤で拭き→水拭き→乾拭き
  • 昇降レバー・金属脚:乾拭き+軽い水拭き。サビが出ている場合は中性洗剤で部分清掃後よく乾燥
  • ガスシリンダー周り:安全のため分解は行わない。表面清掃のみ。目立つホコリや汚れを軽く拭き取る。潤滑油が付いているので、手や衣服に付かないように注意。

頻度の目安と乾燥のコツ

頻度の目安

  • 毎日:軽いほこり払い
  • 月1:表面拭き(素材に合った方法で)
  • 半年〜年1回:しっかりめのクリーニング

乾燥のポイント

  • 直射日光やドライヤーの高温は変形・色あせの原因に
  • 風通しの良い場所で自然乾燥。クッション内部まで湿らせない
  • 乾燥が不十分だと臭い・カビの原因に

セルフクリーニングの注意点

素材に合わない洗剤や過度な水分は色落ち・輪ジミ・たるみ・表面劣化を招き、最悪の場合は使用不能になる恐れがあります。放置されたシミや皮脂汚れは家庭用ケアでは落としきれないことが多く、強くこすると表面を傷めたり汚れを広げてしまうこともあります。さらに、清掃中や乾燥中は席が使えず生産性が低下します。台数が多いオフィスほど影響や社員の負担が大きくなる点にも注意が必要です。

プロに依頼するメリット

素材・汚れに最適化された洗浄

プロは素材と汚れの種類に応じて洗剤・機材を使い分け、ダメージを抑えて効率よく仕上げます。

しつこい汚れや臭いに対応

業務用の洗浄・回収・乾燥工程により、素人では難しいレベルの汚れ・臭いにも対応できる場合が多いです。

業務への影響を最小化

プロに任せれば、社員の手を止めず、休日に計画的に実施できるため、業務への影響を最小限に抑えられます。

実施のタイミング|オフィス移転・オフィスリノベーション時はチャンス

オフィスチェアのクリーニングは、乾燥まで含めると「おおむね1日」使えなくなります。週末実施が定番ですが、オフィスの移転やオフィスリノベーションのタイミングなら、二度手間もなく、絶好の機会です。

オフィスの移転やオフィスリノベーションでキレイなオフィスになっても、オフィスチェアが汚れたままだと、せっかくのキレイなオフィスの雰囲気が台無しになります。キレイなオフィスには、清掃されたキレイなオフィスチェアの設置がおすすめです。

まとめ

  • まずは「素材適合」「水分量」「目立たない箇所でのテスト」を徹底
  • 布・メッシュ・合皮・本革で手順と注意点は大きく異なる
  • 頻度は“毎日軽く、月1回しっかり、半年〜年1回本格的に”が目安
  • 台数が多い・汚れがひどい・業務影響を抑えたい場合はプロ活用が有効

法人専門移転プロでは、オフィスチェアクリーニングのみのご依頼はもちろん、オフィス移転とあわせた一括対応も可能です。併せて行うことで、見積もりや段取りの手間、作業時間の短縮につながります。

大阪7区(大阪中央区・大阪西区・大阪北区・大阪淀川区・大阪浪速区・大阪福島区・大阪天王寺区)で、オフィスチェアのクリーニングやオフィス移転のご相談は、法人専門移転プロへお気軽にお問い合わせください。