• オフィス移転コラム

知っておきたい!オフィスのデスクレイアウトの基本パターン

知っておきたい!オフィスのデスクレイアウトの基本パターン

オフィスを移転やリニューアルに際して、新しいオフィスのデスクレイアウトに悩むことがあるかと思います。デスクレイアウトは従業員の作業効率やモチベーションを左右する重要な要素です。

今回の記事ではそんなデスクレイアウトのパターンや適した業務との組み合わせを紹介していきます。

基本的なデスクレイアウトのパターン4選!

まず紹介するのは、一般的なオフィスデスクである片袖机や平机を使用した基本的なレイアウトです。基本的なデスクレイアウトは、最小限の広さで十分な作業スペースと動線を確保しやすい、後からレイアウトの変更を行いやすいなどのメリットがあります。

同向型レイアウト

同向型とは、すべてのデスクが同じ方向を向いて設置されているレイアウトです。学校の教室などと同じようなイメージでしょうか。同向型のメリットは、従業員が作業に集中しやすいこと、両隣の従業員とのコミュニケーションがとりやすいという点が挙げられます。

また、プロジェクターやホワイトボードを全面に配置すれば、従業員の視線が集中する形になり、そのまま会議やプレゼンを行いやすいというメリットもあります。

対向型レイアウト

対向型は、デスク同士を向かい合わせに設置するスタイルです。向かい合わせたデスクとチェアをまとめて島のようにも見えるため、島型とも呼ばれています。

対向型の最大のメリットはコミュニケーションのとりやすさにあります。頻繁に会議を行う場合や、常に情報交換を行いながら業務にあたるチームには最適と言えるでしょう。

背面型レイアウト

デスク同士が背を向ける形で配置されるレイアウトです。コミュニケーションは取りにくいですが、作業に集中しやすいというメリットがあります。

また、部屋の壁に面して配置するのにも適しており、スペースの活用法が幅広いというメリットもあります。

 

【応用編】特殊なデスクレイアウト

つづいて、特殊なデスクや設備を利用することで実現できるレイアウトを紹介していきます。汎用性では基本的なレイアウトに劣りますが、大きなメリットをもたらす一面もあるので、チェックしてみてください。

ブーメラン型レイアウト

ブーメラン型とは、L字型のデスクを密着させて対向の形を作るデスクレイアウトです。一般的なオフィスデスクで対向型を作るのとは異なり、3人のチームでコミュニケーションがとりやすい陣形を組むことができます。

メリットとしては、L字デスクは作業スペースが比較的広い点、ブーメラン型のデスク島は非常にスタイリッシュでオシャレな印象を持てる点などが挙げられます。一方のデメリットは、L字デスク自体の汎用性が低いことやコストが高くなりやすい点でしょうか。

ブース型レイアウト

各従業員のデスクをブースで区切ってしまうレイアウトです。新型コロナ対策の観点から注目度が高まっています。従業員同士の接触を減らすことができるため、感染対策・集中力の向上には大きな効果があります。

ただし、従業員の作業進度のチェックやコミュニケーションが極端に制限される点や導入のコストが高くなる点、スペースに対して確保できる席数が限られる点など、デメリットも多いレイアウトと言えます。

 

デスクの運用方法

デスクには主に固定型とフリーアドレスという2つの運用方法があります。それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、適切な運用方法を選択することが望ましいです。

固定型

従業員一人一人の席が決まっている運用方法です。作業に必要な物品を常備しやすく、ルーティン業務を最も効率的に行うことができます。

一方で、いつもと異なるチームでのミーティングやフレキシブルな業務内容には向かないため、可能であれば次に紹介するフリーアドレスとの併用がおすすめです。

フリーアドレス

フリーアドレスとは、従業員ごとの座席を指定せず、その時々で座る場所を選ぶことができるスタイルです。必要な時に必要な従業員が利用できることで、臨時の会議などにも利用することができます。気分転換にも最適なため、休憩スペースなどをフリーアドレスにしているオフィスも多く見られます。

 

デスクレイアウトをする上での注意点

どのデスクレイアウトを採用するか検討する上で考慮したいポイントを紹介していきます。

動線を確保する

オフィスで実際に業務を行うにあたっては、デスク以外にも様々な什器や備品を配置するでしょう。また、それらの物品が配置されていないスペースを従業員が移動することも想定されます。想定されるオフィス運用が無理なく遂行できるよう、動線を確保できるデスクレイアウトを取り入れましょう。

通路幅どうする?快適なオフィスづくりに必要な基準寸法について

業務内容に合わせて選ぶ

オフィスで行う業務内容によって、適切なデスクレイアウトは異なります。先にも紹介いたしましたが、チームでのコミュニケーションが多い業務内容なら対向型、定型業務が中心なら背面型や同向型が適していると言えます。

業務内容や運用方法に合わせてデスクレイアウトを検討することが大切です。

社員のモチベーションも考慮する

オフィスのデスクレイアウトは、従業員のモチベーションを左右する要素でもあります。「対向型だと集中できない」「ブースだとありがたい」などの声が上がった場合は、可能な範囲で取り入れるといいでしょう。従業員の希望を取り入れることで作業効率が高まったり、人間関係が円滑になったりする可能性があるというメリットがあります。

 

まとめ

今回の記事では、オフィスの移転や内装変更に伴って必ず検討しなければならないデスクレイアウトについて紹介してまいりました。オフィスの運用方針、予算、スペースなどを考慮しながら、お客様に合ったデスクレイアウトを取り入れていただきたく思います。

法人専門移転プロでは、デスクレイアウトのご相談にもお応えしながらお客様のオフィス移転をサポートいたします。

もし、大阪7区(大阪北区、大阪中央区、大阪西区、大阪淀川区、大阪福島区、大阪浪速区、大阪天王寺区)内でオフィス移転をお考えでしたら、法人専門移転プロにご相談ください。移転作業だけでなく、内装工事や原状回復工事など、お客様の要望に沿ったサービスを提供いたします。